誤解について

perman2006-10-26

「誤解が悪いわけではない。

思想家というものは、既存の理論を誤解して、それを自分の道具に組み立ててしまうものである。

そうでなければ思想家ではなく、注釈家か護教家になってしまうだろう。」

メルロ=ポンティによるフッサールの「誤解」について、中山元


この人はいいこというなぁ。

と思って彼が訳したカントの『永遠平和のために』を買ってみた。

カントの「世界公民的見地から見た普遍史の理念」が研究の視野をちょっとだけ広げてくれた。

こっちも読もうかな。


「昨日、岡本敏子さんにお聞きした、太郎のこんな発言。

『誤解の満艦飾になれ』。

理解されよう、誤解されないようにしよう、

自分をこんなふうに見てほしい・・・・そんな望みを捨てる。

岡本太郎は、誤解を勲章のように飾って生きた。」

ほぼ日手帳の10/30より)


強くなれ、と太郎は言うのだ。