Instead, teach them to yearn for the vast and endless sea.

金曜の夜に静かなオフィスで細切れの作業を片付ける。

If you want to build a ship, don't drum up the men to gather wood, divide the work and give orders. Instead, teach them to yearn for the vast and endless sea.


- Antoine de Saint-Exupery

友だちが作ったサービス http://www.changemakrs.com/ で見つけた、サン・テグジュペリの言葉。本当にそう思う。そうありたいと思う。
せっかく静かなひとりしずかに考えられるチャンスだし、おぼろげに思っていたことをまとめてみようと思う。今年度、まず最初の半期に目指したいこと。


仲間をみつける。枠をひろげる。成長の仕組みをつくる。


仲間をみつける。


一緒にたたかえる仲間をみつけたい。がっつりサポートしたいお客さんもいて、彼らからの信頼も少しずつ築けつつある。声をかけてくれる人も、こっちから巻き込みたい会社もある。東京だけじゃなく、シリコンバレーやニューヨークでも、最高にエキサイティングな場が待っている。でも、それを僕ひとりで回すのは無理だし、僕ひとりが味わっているのも、忙しくてそのチャンスを逃してしまうことがあるのも、すごくすごくもったいない。


今でも、自分のキャパをどんどん拡げないと追いつかないだけのチャンスに恵まれている。日本でも有数の成長企業と新規事業を一緒に作るプロジェクト、世界で何とか踏ん張っている企業にとって重要なプロダクトのターンアラウンドのサポート、「勢いだけのベンチャー」からの脱皮を目指し、また再度成長を目指すために企業を骨格から、筋肉から鍛え直すプロジェクト… 欲張りすぎなのかも知れない。でも、5月病が襲ってくる前に、大風呂敷を広げておこう。


例えば。先月末にはY CombinatorのDemo dayがあった。僕はそれに参加することが出来るのに、どうしても日本での仕事の調整がつかずに諦めることになってしまった。本当にもったいない。(僕がそんなヤツを見つけたら「そんなの国家的損失だよ」と言ってやる。やってるのは僕自身だけど)


例えば。シリコンバレーオフィスの立ち上げを手伝って欲しい、とお声がけ頂いた。でも、今は数週間という単位で海外に居続けるのは非常に難しい。だから、そのサポートが出来ないでいる。本当に、悔しい。(書いてる内にどんどん悔しくなってきた)


例えば。一緒に描いた新規事業のプランが予算承認されたお客さん(彼はそのプレゼンを「私のサラリーマン人生で最大の挑戦です」と言っていた。そして勝ち取った。うれしかった)の、その後をサポート出来ていない。正直今は新しいプロジェクトを立ち上げるだけの余裕はない。


例えば。アメリカでやっている事業がうまくいっていない、ターンアラウンドの責任者になった、助けて欲しいと言ってくれたお客さん。一度ミーティングをして、彼のために作った資料を送ってから、その後のフォロー出来ていない。


例えば。北米のスタートアップについてもっと記事を書いて欲しい、それをまとめて本にしようと言ってくれる編集者。記事なんて、ぜんぜん書けていない。


シリコンバレーやニューヨークのベンチャーやそれらを取り巻く人々と日本の企業を繋ぐ。彼らからしっかりと学び取り、日本でさまざまな企業と新規事業を作っていく。どれも、僕がやりたいことにしっかりマッチしているのに、横目で通りすぎてしまっている。今の僕の力ではまだそれらをすべて掴み取るのは無理だ。だから、仲間がいる。一緒にたたかってくれる仲間がいる。


枠をひろげる。


と続けて書こうと思ったんだけど、このままだとオフィスで明日を迎えてしまいそうだ。
自転車だから終電を気にする必要はないんだけど、明日も一日ミーティングだし、今日はこれくらいにしておこう。続きは今度また書こう。