普通のひとが、世界を変える

年末年始は、たくさんの人と会った

ある時は酔っ払って真夜中の赤坂見附を歩きながら
ある時は古民家を利用した目黒川沿いのカフェのゆったりとした時間の中で

いろいろな話をした

法律家を志している丸眼鏡が顔の一部と化した友だちが
実は僕と似たようなことを考え、それをまた僕とは違う場所で実現しようとしていたことを知ったり

近年の自衛隊の萌え化を憂う将来の幹部候補に
安心感を覚えたりした

ずっと会いたくて、でも機会を見つけられずにいたある人は
こんな話をしてくれた

わたしのロールモデルは、ジョディ・ウィリアムズという人です。
彼女はほんと普通の人なんだけど、その彼女が地雷の禁止条約を提唱して、それが世界中に広まった。
彼女は私の大学に講演に来て、こう言った。

「普通のひとが、世界を変えるのです」

わたしもやはり同じことをしようとしている、特殊な能力も力もない私には、救いたい人がいる。
そう伝えると、彼女は力強く応援してくれた。

行動をして、今わたしはこころから思う。
やはり、普通のひとが、世界を変えるんだ。

普通の人が
救いたい人や、解決したい問題を見つけて
行動を起こし、必要な能力をつけていけば
誰にだって世界は変えられる。

おととい会った友だちは、こう言っていた

今は自分の時間が取れる環境にいる
暖かい人たちの中で、ゆったりと仕事ができている、余裕もある

自分が何かやらなきゃ、このままじゃもったいないとは思うんだけど
いくつか試みてみてもいるんだけど

でも、何か目標がないとがんばれないんだよね
だから今は追いかけられるものを探しているんだ

みんなそれぞれに違う場所で異なる生活を送り
さまざまな環境の中でいろいろなことを考えている

それを、うまく繋げることができれば、
大きなうねりを生むことができるはずだ

世界には解決すべき問題が山積していて、助けを必要としている人があふれている
それでいて、目標を見つけられず、希望を見出せずに毎日を送る人もたくさんいる

彼らを出会わせること　ぶつけること
たぶんそこからはじまる

それぞれの価値観から　大切なものを見出せばいい
そうすれば自ずとやるべきことはわかる

あとは走り出せばいい　一歩を踏み出せばいい
必要な力やスキルや人脈は　後からついてくるものだ

そう想いをめぐらせ自分を見つめる
そろそろ腹ごなしも済んだ　まずは仕事に戻ろう