難しいことは分かりやすく、分かりやすいことは面白く、面白いことは

深く。


これって、マーシーの言葉だったんだ。
かなり前の先輩がつくった、虎の巻みたいな文書、その最後のページに書いてあった言葉。
いいこと言うな、って思ってたんだけど。意外なとこからの引用だった


マーシーは他にもすごくいいことを言っている。
いちばん好きなのは、これかな

「もう、圧倒的な地響き立てて疾走する楽観主義で行かなきゃダメなんだよ。物事を一旦始めてしまったらさ」


もういっちょ

成長していくっていうのは、やっぱり色んなことで妥協していかなきゃなんないっていうことだからね。そういうのを受け入れながらも、ある点では絶対ダメっていう自分の物差しを持っていれば、他人の物差しじゃなく、社会の物差しでもなくて、自分の中でしっかりした物差しがあってやっていく分には、成長するってことはいいんじゃないかと僕は思う。


分かりやすくて、面白くて、深い。ふふふ


そのマーシーが、「いや、ぼくはウチでテレビ見ながらお菓子食べてだらだら暮らしたい」とか言ってるヒロトの、こう横でバシッとロックの世界の窓を開け放っていてくれたのだ。
おまえ、ロックで涙が出てきて、『ああーーっ』って声が出てきたんだろうって。それまでこんなに好きになったものなかっただろって。ロックを聞いて価値観がなくなって、勇気がりんりん湧いてきて食べ物の好き嫌いがなくなったって言ってたジャンって。

そのヒロトはこんなこと言ってる。

ロックンロールバンドが目指す場所はね、無いんだよ。中学生でもいい。小学生でもいい。高校生でもいい。例えばホウキでもいいんだ。ギター持ってなくてさ。ロックンロールに憧れて教室の隅っこでワァーってなる。すっげぇ楽しいんだ。そこがゴールです。そこにずっといるんだよ。そっからどこにも行かないよ。それが東京ドームになろうが教室の隅っこであろうがそんなの関係ないんだ。ロックンロールバンドは最初から組んだ時点でゴールしてんだ。目的達成だよ


さいこうだ
そりゃあ、ブルーハーツハイロウズクロマニヨンズもさいこうなわけだ