絵を習いたいならパリに行けばいい。起業なら、シリコンバレーさ。ってことでどんどん留学生を送り込んじゃえ。

Steve Blank: ‘The democratization of entrepreneurship is happening now’

"democratization of entrepreneurship"というタイトルに惹かれた。


かなり前に、第二のシリコンバレーを作る世界中の試みについての記事を読んだのを思い出した。

シリコンバレーを作ろう - kuru kuru panta rhei


一番印象に残ったのは、Steveのこんなせりふ(うろ覚え)。

みんなアントレプレナーシップについて教えるなんて無理があるって言うのさ。

「教えてもらう」のと、「やる」のでは、天と地との差があるってね。
そりゃそうだ。そうなんだけど、それと「アントレプレナーシップを教えることが出来るか」はまた別のはなしだ。

絵だって教わることが出来る。音楽だってそうだろう。
じゃ、なんでそれがアントレプレナーシップで出来ないんだ?


もしSteveの言うように、世界中にシリコンバレーアントレプレナーシップの魂が広がったら、楽しいだろうなあ。
日本もその新たな文明の一翼を担えるといいんだけれど。だって楽しそうだもんな、シリコンバレー


デンマークは、早速そういう試みをしてますよ、と。
Steveの元にも、20のデンマークスタートアップが集ってる。政府が送り込んだんだってさ。


Denmark’s government wants to recreate Silicon Valley ecosystem with SCALEit - Video http://t.co/v9xnew1


第二のシリコンバレーを作るのは難しいかも知れない。
それは多分、第二の芸術の巴里を作るのが難しいのと似ているのかも知れない。


でも、シリコンバレーで学んだアントレプレナーが日本に持って帰れるものはたぶんたくさんある。
パリで学び、日本で花開いた芸術家がいるように。


大阪市が、パリ市と組んで、こんな試みを始めるみたい。
http://www.osakaparis.com/index.html
“「パリ市でチャレンジするデザイナー」を募集します。”、と。


それなら。
グーグルのあるマウンテンビューと姉妹都市になっている磐田市から、アントレプレナーを送り込んでもいいじゃない。


ちなみに、出雲市インテルサンマイクロシステムズのあるサンタクララと、岡山市シリコンバレーの中心都市・サンノゼ姉妹都市YouTubeが生まれたサンマテオは豊中市姉妹都市ってことになってる。


いや、もう姉妹だ何だって気にせずに、どんどん送り込めばいい。
港区から、東京都から、山形県から。あるいは高校から、大学から。
そして彼/彼女を伝道師として、じわじわと浸透させていけばいい。


そう、思った夜。