新種の夜光虫とインターナショナルオレンジ


Cokeはホントいつも楽しい広告を作るなあ。


橙色の明かりをまだ灯し続けている電波塔と、新種の夜光虫のように点滅する無数の航空障害灯を眺めながら、取り留めのない妄想に耽る日曜の夜。
(ちなみにあのカラーリングは昼間障害標識として目立つように意図されていて、オレンジがかった赤色はインターナショナルオレンジという色らしい)


「二時間ばかりと云うものは黙坐して腕を拱んで、沈吟して嘆息して、千思万考、審念熟慮して屈托してみたが、詮ずる所は旧の木阿弥」てなところだ。


あとひと月と少しで、あれから一年が経つことになる。


幼い頃に大好きだったあの歌の「きっと想像した以上に騒がしい未来が僕を待ってる」ってところが特に好きだったな、なんてことをなぜか思い出す。


たしかに、ズルしても真面目にも生きていける気がしなくもない。


一年、と僕は思う。


この一年よりも恐らくは騒がしい次の一年を迎えるためにも、あとひと月とちょっと、都会の騒音に辟易して閉じてしまった耳を澄まし、見えているモノすら見落としてしまう疲れた目を凝らして、あたらしい気持ちで生きてみよう。