ハゲとヒゲと椅子

Remember in kindergarten when you belted out a song without thinking twice about it? Or when you painted a picture of your family, not caring what others would think?


Tom and David Kelleyのコトバ。
without thinking twice about it. not caring what others would think.
たしかに、そんな時代があったような気がする。いや、今でもそういう瞬間はある、ような。

All of us were confident in our creative ability once. (Yes, even you!) We used our imagination to play and tinker and express ourselves without a trace of fear or shame. It was only as we got older that we learned to check ourselves.


without a trace of fear or shame.


兄弟が並んで喋ってて、なんだか微笑ましい。

Introducing OpenIDEO's Creative Confidence Challenge from IDEO on Vimeo.


彼らの新刊、 Creative Confidence by Tom & David Kelley は予約してある。
a trace of fear or shameを消すことが出来るだろうか。


出来る。でも、かなりの決意がいる。そんなことを語りかける本があるみたい。
146夜『椅子がこわい』夏樹静子|松岡正剛の千夜千冊
読んでないんだけど、松岡正剛さんの文章によれば、この本には「思い込み」がいかに強いか(そして、それがどれだけ実際の影響を及ぼすか)が書いてある。


「意識」が、死に囚われてしまうほどの激痛をもたらす。どんな治療法でも治癒することの出来ない病を引き起こす。


一方で、それを変えることも出来る。


潜在意識がつくりだした痛み。
その意識の母体となっている「夏樹静子」(作家としての自我、とでも言えばいいのかな)と、決別する。捨てる。殺す。

その直後である。激痛が去る。嘘のように消えたのである。


そのことに、本人もびっくりしてる。

このことはいまなお著者自身が信じられないことであるという。それはそうだろう、あれほどの物理的な痛みがただの自分がつくりだした心の問題であったということなど、とうてい信じられはしまい。


でも、何より心に残るのはそこに記された人々の言葉だ。

「ただし、どんな世界がひらけてくるか、これはわかりませんよ。だから本当に引退を賭けるつもりで闘いなさい」
河合隼雄さん)

「元気になれるなら、といった取引はありえない。無条件で夏樹をどうするか、自分なりの結論が出たら私に話して下さい」
「では私の結論を言います。夏樹静子を捨てなさい。葬式を出しなさい」
心療内科の平木英人先生)


そこまでの決意がいるのか… とおののきつつ、自分のCreative Confidenceが決定的に萎縮し凝り固まっていないことを祈りながら、まずは本の到着を待つことにしよう。