命がけとは自分を安売りしないこと。創造とは平和としあわせの堆肥に
ほんとのいのちがけは私達が創造者になるか模倣者に終るかという美しい、人間的な賭けである。
だから私達が「自分の運命はどうなるか、いかに生きるか」という疑問をまっしぐらに見つめているかぎり、この地上のすべての美しく良きものは決して死絶えることはない。
私達を離れて祖国はない、進歩はない、美と天才と平和はない。それは一切合財私達の不器用な掌のうちにある。
命がけとは自分を安売りしないこと。
創造とは平和としあわせの堆肥になること。
たまに思い出して反芻する、谷川雁のことば。