生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだす

レイチェル・カーソンのセンス・オブ・ワンダーを久しぶりに読んだ。
いや、全文読んだのははじめてだったかもしれない。新潮社の方のカバーには見覚えがあるんだけど。

地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだすことができると信じます。


地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力をたもちつづけることができるでしょう。


鳥の渡り、潮の満ち干、春を待つ固い蕾のなかには、それ自体の美しさと同時に、象徴的な美と神秘がかくされています。


レイチェル・カーソンって、ほんとうにすてきな人だったんだろうなあ。


沈黙の春』のイメージが強いけど、本当に伝えたかったメッセージは、この本に詰まってるのかもしれない。
もし彼女がもっと生きることが出来て、構想通りこの本をもっとふくらませていたら、そこにはどんなものがたりとメッセージがこめられることになったんだろう。



四万十川の写真。たしかググって見つけた。川沿いをサイクリングしたなあ。あれは気持ちがよかった)


代々木の静かな金曜日の夜に、会ったこともないおばあちゃんに思いをはせる。


センス・オブ・ワンダー、自分は無くしていないだろうか。