賢者の贈り物
さいきんは暇さえあれば本ばかり読んでいる。
鞄に入れている「小林秀雄 岡潔『人間の建設』」は、電車の中で。
「集英社文庫編集部編『短編工場』」は、会社の机に忍ばせている。
「柴田元幸『アメリカン・マスターピース 古典篇』」は、風呂に浸かりながらゆっくり読むことが多い。
青空文庫で読んだ「オー・ヘンリー『賢者の贈り物』」には、心を打たれた。
かなり小ぶりな短編なので、ちょっとした息抜きにでも読んでみるといいと思う。
なんだか気分も体調もすぐれないけれど、それでも、目を凝らせば日々にあたたかい瞬間がいくつもある。
親父が言うように、手を合わせて、感謝しながら毎日を過ごそう。
そのうち、また勝手にエンジンがかかってわーっと走り出せるだろう。